高校卒業を前に、工場の仕事に就きたいと担任の先生に相談したところ、「荒井くんは工場に向いていない」と言われました（笑）。体を動かすことが好きなので、工場で繰り返し同じ作業をするのには不向きだと考えたのでしょう。代わりにアップル運輸を紹介してもらい、いまではこの仕事は自分にとっての天職だと思っています。

入社時は、実家に近い長野営業所に配属となりました。初めの頃は色々と「しんどいなぁ…」と悩んだ時期もありましたが、そんな時に二人の先輩に出会い、一緒に働いているうちにこの仕事が楽しいと思えるようになりました。ところが、その先輩が山梨営業所に転勤になると聞き、とてもショックで…。二人についていきたいと支店長に掛け合って、自分も山梨に転勤させてもらうことになりました。こんなふうに要望や希望を聞いてくれる会社に感謝しています。

肉体労働なので、楽な仕事は一つもありません。特に3月、4月は仕事量が多く体力的につらいです。でもそれ以上のやりがいがあるから続けられます。引越作業が終わって、お客様から笑顔でねぎらいの言葉をもらうとうれしいですね。大変な一日でも作業から帰って、仲間と話すと気が晴れます。

この仕事をしていて自分が変わったなと思うのは、人とのコミュニケーションがうまくできるようになったこと。基本的な作業は半年くらいで覚えられますが、お客様との接し方などは、経験を積まないとなかなか身に付きません。5、6年働いてようやく身に付いてきたかなと。それまでは人見知りでしたが、仕事でたくさんのお客様と接しているうちに人と話すことが苦にならなくなりました。

引越の仕事は、単純なようで奥が深いです。この仕事に興味がある人や、運動が好きな人に向いていると思います。やる気のある仲間と一緒に働きたいですね。